こつこつブログ

こつこつブログ ~step by step~

大学生がこつこつ書く雑記ブログ

日本においてコロナ感染者数・死亡者数が他国にに比べ少ない理由【現役大学生が考察してみた】

 

コロナ流行してるけど、日本の感染者数・死亡者数が他国に比べて少ない理由ってなんだろう??

 

今回はそんな疑問を解消すべく考察していきます。

 

本記事の内容

日本においてコロナ感染者数が他国に比べ少ない理由を現役大学生が考察してみます。

 

[執筆者]

生命科学を学ぶ現役大学生

・ウイルス感染に関する講義も受講中

 

 

日本においてコロナ感染者数・死亡者数が他国に比べ少ない理由(※考察) 

日本においてコロナ感染者数・死亡者数が他国より少ない理由

僕が考える日本においてコロナ感染者数・死亡者数が他国に比べ少ない理由は以下の4点です。

✔︎抗体の質

✔︎日本人の体質

✔︎社会的距離の維持

✔︎日本人の性格

 

では一つずつ解説していきます。

 

抗体の質

まず、1点目は「抗体の質」です。

 

抗体の質?
というより、抗体ってなんですか?

こんな疑問がまずありますよね。

簡単にいうと

抗体とは…

病気または感染の元となる病原体を倒すために、体内から産生される物質のことを言います。

例えて言うならば

病原体という「敵」に対して、それをやつけるために体内が産生する「ヒーロー」が抗体と言えるでしょう。

 

以上が抗体についてでありますが、その種類はいくつかあります。

詳しくは割愛しますが、ここでは考えていく上で必要な2つの抗体について簡単に紹介していきます。

 

まず1つ目が「IgM抗体」と呼ばれる抗体です。

この抗体は、人が初めての病原体に感染した時、または感染初期に産生される抗体で、病原体に対する退治能力は低いです。

例えれば、戦闘力の低いヒーローです。

 

 

そして2つ目は「IgG抗体」と呼ばれる抗体です。

この抗体は、病原体の初期感染に産生されるものではなく時間がたった後産生されるようになる抗体で、病原体に対する退治能力はIgM抗体に比べ高いです。

ということで、戦闘力の高いヒーローと例えられるでしょう。

 

つまり2つの抗体を比較してまとめると以下のようになります。

[IgM抗体]

初期感染時に産生される抗体。病原体退治能力は低い。=質の低い抗体

 

[IgG抗体]

産生されるまでには時間がかかるが、病原体退治能力は高い。=質の高い抗体

 

このようになります!

 

抗体の質についてはわかりました。
ですが、それと感染者数・死亡者数が少ない理由が関連するんですか?

 

ナイスな質問です〜!笑
では、ここからその関連性について考察していきますね。

 

まずは、ある調査結果についてです。

コロナにおいて日本人の感染者の方の抗体産生を調査したところ、IgG抗体の産生が素早く起きている現象がみられたというのがわかったそうです。

つまり、質の高い抗体が感染初期に産生されたということです。

 

さらに言い換えれば…

戦闘力の高いヒーロー(IgG抗体) が 敵(ウイルス ) をやっつけに来てくれたということです。

 

ともなって、これが日本人のコロナ重傷者数・死亡者数が少ない要因だと僕は考えます。

 

なるほど!
強いヒーローがすぐにやってくるってことですね!

でも、なぜ日本人はその強いヒーローであるIgG抗体が素早く産生されたんですかね?

 

おそらくそれは、日本を含め東アジアの一部で現在のコロナウイルス に似たウイルスが過去に繁栄していたからだと思われます。

そこで一度感染経験をしたことで、免疫を獲得し容易にIgG抗体を産生できるようになったのだと思います。

 

  

日本人の体質

2点目は「日本人の体質」についてです。

 

日本人の体質は、アメリカやヨーロッパの人たちと比べてどうでしょう?

 

肥満体質の方が少ないですよね。

 

これが重傷者数・死亡者数の少ない要因の一つだと考えます。

 

例えば、ニュースで良く耳にする「サイトカインストーム」

サイトカインというのは、通常ウイルスに対抗するために体内から産生される物質なのですが、これが何かの要因で多量に産生されてしまうと制御不能になってしまい「サイトカインストーム」を誘導してしまいます。

 

そのサイトカインの多量産生を促してしまう要因に「肥満」というのが挙げられるため、コロナ感染の重症者数や死亡者数は体質にも依存してくるのだと考えられます。

 

つまり、肥満の方が少ない日本においてコロナ感染リスクというのは他国よりも軽減されているのだと考えます。

 

 

社会的距離の維持

3点目は「社会的距離の維持」についてです。

 

突然ですが、アメリカやヨーロッパの方々の挨拶シーンを思い浮かべてみてください。

 

「ハグ」や「キス」を用いて挨拶するのが想像できると思います。

 

一方で日本の場合はどうでしょう?

 

お辞儀をはじめ、社会的距離を自然と保つような生活を送っていると思います。

 

そう言った点でも、感染者数が少ない要因になっているのかなと感じております。

 

 

 

日本人の性格

最後4点目は「日本人の性格」についてです。

 

コロナウイルス の感染が広がる中、世界各国で3密回避の注意喚起というのはなされていました。

 

そんな中どうでしょう?

個人的に日本は、3密回避というのが他国よりも守れているような印象を受けました。

 

その前提にはやはり、日本人の「賢さ」や「協力性」ゆえの性格があるのかなと感じました。

 

これもまた、感染者数が少ない理由と個人的に考えております。

 

 

 

まとめ

僕が考える日本において他国と比べてコロナ感染者数・死亡者数が少な理由は4点。

✔︎抗体の質
✔︎日本人の体質
✔︎社会的距離の維持
✔︎日本人の性格

 

以上自分なりに考察してきました。

 

いかがでしたでしょうか?

コロナが流行している今だからこそ興味深い内容になったかなと個人的には感じております。

 

大学でもこのようなコロナウイルスに関する講義があり、さらにその考察をするという課題もあった関係で、記事にしてしまいました(笑)

 

コロナウイルス に関しては、正確な情報や正式なメカニズム等がいまだ解明されていない部分が多いので今後の動向が気になりますね。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。